解散総選挙

4月の統一地方選挙直後にブログで書いた予想が的中した、管内閣に内閣不信任案が自民党が提出され、民主党議員の造反で可決され解散総選挙内閣総辞職に追い込む以外倒閣する方法はない、紆余曲折あったのはマスコミ報道にあった通りで結果的に否決され、未だ菅直人は何故かまだ総理大臣の職に留まっている。
明らかに異常な状態の政局になってきた・・・震災復興を盾にある意味人質にとった形で首相が籠城しているのと同義である
ご承知の通り前総理が現総理をペテン師嘘つき呼ばわりする醜態、民主党政権は完全に機能不全に陥った、婉曲な表現にしろ何にしろ一度内閣総理大臣たる者が
一度退陣を口にした以上、すでに死に体であり外交はできないし、政策遂行能力もなければ求心力もない、しかし退陣時期も明言せぬままズルズルと辞めるの辞めないのと政治混乱が続けば続くほど民主党は大崩壊への坂道を真っ逆さまに転げ落ちていくのは必至である、所属議員も当然道連れにされ消え去るだろう。
いみじくも総理と前総理が交わした約束、その1である民主党は分裂どころか
次期総選挙で総崩れを起こし大惨敗を喫するだろう、現役閣僚クラスや党の執行部の幹部クラスの大物が軒並み落選するのは間違えない、さらに比例代表も得票が大激減して比例復活できない落選議員が続出する、100議席にも届かない歴史的大惨敗で解党を余儀なくされる、もちろん管直人は落選する。大好きなお遍路参りでもゆっくり夫婦で出掛けたらよい。
約束その2は完全に自民党政権が復活する、公明党も大幅に議席を倍増させ安定政権となるだろう、鳩山、小沢が一番危惧する完全な政権交代の失敗だ。
約束その3は一番に優先されるべき被災地の復旧復興である。
自民党を政権復帰させる戦略から見てみると・・・・
自分は菅直人が辞めたくなければ飽きるまでやらせておけばいいと思う、残念ながら自民党衆議院民主党の三分の一強の議席しかない、公明党みんなの党
と組んでも数があまりにも足りないから辞めさせる手がない、これはいままでの
政権党であった時代の失政のつけが回ってきたので仕方ない甘んじて耐え忍ぶしかない。
民主党菅直人を総理大臣として党代表として解散総選挙してくれれば自民党にとってこれほど有難いことはないのではないか!民主党は菅を辞めさせられずにこのままズルズル続投していくことが力を益々衰退させ党内混乱と分裂を深刻化させるだけでこのつけは選挙で必ず巻き添えを食らう犠牲者を増やすだけの結果となるだろう。すでに民主党がまるで政権担当能力がなく、平然と公約を破りマニフェスト詐欺を働き震災対応や原発問題も解決できないことを国民は十分理解出来た筈だ。
もし菅直人を辞めされることが民主党執行部が出来なければ、それこそ管が解散総選挙してくれた方が好都合である。所詮被災地のことも民主党のこともどうでもいいと思っているのだから、最近巷間伝えられる脱原発解散もあり得るのではないか?今後のエネルギー政策を争点に選挙で争うのは願ってもない自民党の政権奪還のチャンスだと思う、大連立に参画して政権担当能力を誇示する一工程が短縮されるだけの話、あくまで大連立は自民党の政権奪還の手段であり目的ではない、目的は完全な民主党政権と党の打倒にある。
経済政策、社会保障政策の失政はもとより尖閣問題、普天間移設問題等の安全保障、外交とあらゆる面で民主党政権は極めて危険であることが立証された。
自民党は来る総選挙に備えて、昨年の参議院選挙のマニュフェストを大幅に修正し政権構想をアピールする必要がある。
?旧来の原発推進政策を見直し、自然再生エネルギーの共存共生をはかる
?消費税10%増税は当面凍結、法人税減税の実施
?徹底的な税金の無駄を削減し公務員の大幅削減を完全実施
?年4パーセントの経済成長を目標とする成長戦略を実施
?エコカー補助金、エコポイント制度の復活等
とにかく景気対策を全面に打ち出して欲しいものだ
個人的には、谷垣総裁を首班で選挙を戦うのは異存ないが、是非原発およびエネルギー政策の責任者として河野太郎議員(経済産業相)副総理格で中川秀直議員
閣内または党の重要ポストに小池百合子議員、塩崎恭久議員、林芳正 世耕ひろしげ参議院議員を登用してもらいたいものである。
また、中堅若手でも西村、棚橋、菅原、小野寺 柴山 小渕優子 稲田朋美 等々の各氏
数え上げたら際限がないほど優秀な人材が豊富であるから是非、新政権での登用
を大いに期待するところである。民主党とは比べ物にならないほどである
先の総選挙では従来自民党を支持していた保守層が一時的に民主党政権交代という掛け声に惑わされ、マニュフェスト詐欺によって騙され欺かれ、民主党候補に誤って投票したものでもう、二度と同じ過ちは繰り返さないはずである。
もう金輪際、民主党に政権を委ねることは断じてあるまい。ほとほと完全に懲りた筈である。
菅総理は粘りに粘って、解散総選挙に打って出るといい脱原発でも何でもいいから即刻衆議院を解散して、自分が総理で居座ることの信を国民に問うといい素晴らしいことだ。ここまでなりふり構わず、醜態を晒しながら、鳩山前総理にペテン師呼ばわりまでされ、厚顔無恥、無能無策をここまで貫いたのだから、岡田や仙石等の説得などに応じず、民主党など未来のない崩壊する運命にある泥船政党のことなど一切考えずに粛々と解散したらいい、反対し署名する閣僚などさっさと罷免してしまえばいいではないか?このままズルズルと続投するよりよっぽど
潔い政治行動であり見事な政治決断である。かつて小泉元首相は参議院郵政民営化法案を党内の造反により否決されると即衆議院を解散して国民の信を問うた
それは己が内閣総理大臣として相応しくその政策に自信があるからこそ批判に耳を貸さずに総選挙に打って出た、そして大勝して堂々と法案を通したのだ
菅総理も同じく退陣しないのは自らが総理として相応しくやるべき政策課題を遂行したいという使命感があるなら迷わず衆議院解散総選挙を行うべきではないか?
既に前回の総選挙のマニフェスト子供手当てにしろ高速道路無料化にしろ
あらかた撤回し反故にしてしまっているのだからいい機会ではないか?
震災復興対策、再生エネルギー、TPP、消費税増税 2009マニュフェストの完全撤回を柱に選挙を戦えば良いではないか?
自民党マニフェストを精査し政権構想をしっかり提示し受けて立てば良い
少なくとも民主党政権より震災復興は加速していくに相違ない、纏まらない大連立を期待するより、是非、菅総理の元で解散総選挙を行い、勝利する永久永遠に民主党に政権復帰させない解党するまで完膚なく潰してしまうことが肝要だ。
それにしても菅総理の後継は誰なのだろう?全く予想も想像もつかない
いざ選挙となれば小沢一郎を欠いた民主党は取るに足りない、彼が選挙の陣頭指揮をとって最前線に立つことになれば自民党も相当警戒が必要にはなるが
菅総理の元での解散となれば小沢一郎の出る幕はない、とすれば小沢系の議員は相当選挙を戦うことは厳しい、小沢ガールズなど小泉チルドレン同様全滅するに違いない2009年の総選挙は小沢一郎選挙対策を仕切ったからこそ小選挙区自民党に競り勝つことが可能だった。しかし公判を抱えて党員資格停止の状態では身動きがとれずどうにもならない。自民党の狙い目はまさに今だ!そもそも自民党公明党と違い組織が脆弱で浮動票や無党派層が頼りの民主党はそれに従来の保守支持層の票が乗り民主党政権交代に繋がった
現在の状況が民主党にとつて一番逆風で保守層は完全に保守回帰傾向であり、マニフェスト詐欺に騙されほとほと嫌気がさし菅退陣のドタバタ劇と震災復興の遅れ原発対応の杜撰で無党派層(支持政党なし)がもう民主党候補には投票しないであろう。小沢一郎抜きの大逆風の中で民主党が勝てる要素はどこにもないましてや菅直人を党の顔として戦わなければならないのだから大量落選は必至であろう。この程度の読みは民主党も織り込み済みだろうから今、総理の元で解散は避けたい、なるべく事態を先送りして世論の批判を鎮静化させたい腹積もりだろう
菅総理は震災復興と原発問題解決を盾にできるだけ長く政権を維持し事態を先送りすだけ先送りさせ延命を謀りたいのだろう・・・このまま退陣させられたら権力闘争に敗れ、何の成果もないまま歴史に汚点を残すままになるからそれは政治家として最悪の屈辱となる。だから意地でも辞めない辞められないのだ。
であるなら民主党でどうしても菅総理に辞めてもらいたい議員は大同団結すべきだろう、このままでは進も地獄、退くも地獄 政治生命は風前の灯となる
そこで一つの提案がある
本来、内閣不信任案に賛成票を投じ解散総選挙に追い込むべきだったのだ、各選挙区には当然自民党公認候補がいる、しかし造反したのだから松木、横粂議員と同じく除籍となる、しかるに民主党公認とはならない、だからかつての郵政選挙のように刺客候補自民党公認したのと同じように民主党は候補を出せるか?
答えはできないのだ、政権から滑り落ちるのが見え見えの党では当選できない
から誰も片山さつき議員や佐藤ゆかり議員のようにこれに応じないだろう
であれば、みんなの党国民新党から推薦もしくは公認を得ればいいのだが事前の調整(※両党の空白区が条件)民主党を離党し無所属になるより浅尾慶一郎議員のようにみんなの党に入党し万が一小選挙区で落選しても、比例でみんなの党は大量得票するだろうから惜敗率で復活当選する可能性が高い、自分が民主党議員なら早めに離党してそうするが・・・・みんなの党も一議席でも増やしたいし
党勢拡大したのだから利害も一致する、国民新党政権交代しても与党入りしたから現職なら推薦するだろう。(但し空白区に限る)
このまま民主党公認候補で撃沈するより良い方法だと思うのだが
内閣不信任案が否決されてしまった今となってはどうしようもない、インパクトが最高潮に達したところでやらないと駄目だ!
民主党菅総理に反対する小沢グループ保守系議員は鳩山の空手形によって欺から、唯一の生き残る千載一遇のチャンスをむざむざ逸してしまった。
残る道は菅直人と共に巻き添え道連れ落選しかない、憐れでならない
内閣不信任案否決され菅直人が鳩山を欺いた時点で民主党の命運は完全に尽き果てたといえる、菅は後身に道など譲る気持ちも民主党を守る気持ちもさらさらないただただ自らの延命と権力欲しかないのである。
しかし民主党議員はこんな人物だとわかっていながら党代表に選び、首班指名した。この罪はどこかで償うのが筋である。大いに責任があるのだ
だからこそ、何故不信任案に賛成しなかったのか理解に苦しむ
もし良識ある民主党所属の議員は今からでも離党すべきだ、自らの政治生命最後のチャンスだ、悪いことは言わない離党すべきだ・
このままでは解散総選挙自民党は圧勝し、民主党は大惨敗となる、となれば自民党も現在の民主党と同じ問題を抱えてしまう。
自民党が政権復帰しることは正しい選択としても健全な野党としてある程度一定の勢力を民主党が存在しないと健全な議会政治とは云えない。
しかしこのまま管直人の首一つ撥ねることができずズルズル政権延命が続けば民主党自体が解党してしまうだろう。
民主党は自らの敵失で自滅していくように思えてならない。
これが共産党だったら組織があるから解党とはならないが、民主党は今の社民党
程度の少数政党に転落する可能性がある。
やはり小差の二大政党は必要なのである、たとえ自民党支持であっても国家のためには不可欠な野党民主党だ。
民主党には新進党の二の舞いだけは避けて欲しい、もちろん政権の座から降りることは言うまでもない