小沢一郎内閣待望論 その2

今、大阪知事選と市長選挙の結果をテレビがつたえている、予想通りの結果だ、ダブルスコアで橋下徹率いる大阪維新の会が圧勝であった、特に市長選挙は現職の平松市長は一期で務めただけであえなく落選、しかも惨敗の結果となった。
勝因も敗因もいろいろ数多くあり、これから分析されていくと思うが最終的には結果を橋下氏が出したが、平松氏は結果が出せなかったということに尽きるのではないか?愛知知事選と名古屋市長選挙然り、これからも民主、自民の既成政党離れはさらに加速していくだろうし、この維新の会や減税日本の動きが国政に影響どころか政界再編を促すことは絶対避けられないだろう。さて2009年の政権交代の最大の立役者は小沢一郎であることは云うまでもない、戦後の日本の政治史においても、これだけ長期にわたり政界の常に中心に鎮座し、しかも浮き沈みの激しい、国民の賛否両論と好き嫌いの多い政治家は彼以外存在しない、彼が命がけで辿りつき達成した政権交代可能な二大政党による政治システムも民主党の自滅で崩壊への道転げていくのは間違いない。それは政府民主党は結果が出せないからだ、数々の政権公約を平然と翻し、反故にした、総選挙で税源の裏付けのないマニフェスト詐欺により国民を騙し欺き政権与党座につき、国民の生活を二の次にして財務省官僚のお先棒を担いで、日本経済をデフレ不況のどん底に突き落とし、自民党時代より景気はさらに悪化し、東日本大震災の遅れた対応、原発事故収束の杜撰な対応、どれもこれも経験不足からくる不手際と致命的な失政ばかり、子供手当然り高速道路無料化然り、脱官僚政治主導など、どれもこれも中途半端でその看板を下ろして政権交代よる果実を完全に破壊してしまった。戦後最大の国民の失望を与えてしまったのではないか?
あのカタルシスから、僅か2年と2カ月、民主党政権担当能力がないマニフェスト詐欺集団であることが見事に証明されて、政権与党として戦略なき無責任なあまりにも酷い醜態が晒されてしまった。なぜここまで堕落した集団に落ちぶれてしまったのだろうか?小沢一郎の目指した政治とはこの程度の散々批判しこきおろした自民党以下の政権だったのだろうか?何故にここまで腐り、成り下がってしまったのだろうか?自由党と吸収させてまで打倒自公政権にかけた執念とは
この程度の低次元の内閣、政府を創り上げることだったのだろうか?疑問は尽きない、90年以降、1自民党幹事長辞任、2、金丸事件に端を発し、3、竹下派分裂、4、自民党離党、5、新生党結党、6、細川連立政権樹立から1年足らずで政権崩壊、7、自社さにとって代わられ、8、新進党結党、9、党首選から党内抗争の果ての僅か3年で新進党解党、10、自由党結党から自自公連立に参加そして離脱、11、自由党分裂から民主党との合流、そして12、2009年政権交代と大きく分けて12の大きな出来事の常に渦中に中心に居たのは紛れもなく小沢一郎その人である。
野田政権が倒れた場合(※その公算は極めて高いが)残された最終カードは小沢一郎しかあり得ない、民主党が起死回生の土壇場の逆転満塁ホームランを打ちかつ最後の守護神となる人物は小沢一郎以外絶対にあり得ない、震災復興も被災地の隅から隅まで知り尽くし、官僚役人に目一杯仕事させることができるのは小沢一郎しかいないこれは断言できる。
好きか嫌いか、親小沢か反小沢か?、あるいは小沢と距離が近いか遠いか?誠に稚拙なマスコミ報道だ、そこでこの稀なる人物を知る上で実に分かりやすい2冊がある、一冊目は「日本をダメにしたこの民主党議員たち」松木謙公著 日本文芸社刊である。
松木衆議院議員はご存知、自由党時代から小沢一郎氏の自他共に認める側近中の側近、管内閣の内閣不信任案に賛成票を投じ、民主党を除籍になった人物である。彼の主張はずばり菅直人が間違って総理になってしまったことが民主党がダメになった元凶と断罪している、彼曰く、最も邪悪で最低な政治家と菅前総理を断罪している。自分も全く同感である!!菅直人こそ日本政治史、憲政史上、最低最悪で無能無策の品性のない総理であり、市民運動上がりのチンピラ政治家だ
彼は行動は実に分かりやすく、彼の訴える政権交代の原点回帰と国民との約束の誠実な履[]行(マニフェストを遵守)は
正しいと思う。是非一読の価値ありだ!

日本をダメにしたこの民主党議員たち

日本をダメにしたこの民主党議員たち

もう1冊は「悪党小沢一郎に仕えて」石川知裕著 朝日新聞出版刊

 

悪党―小沢一郎に仕えて

悪党―小沢一郎に仕えて

彼も現役の衆議院議員でありご存知の通り 刑事被告人の身の上である
長らく小沢一郎の秘書、書生として仕え真近で人間、小沢一郎も見つめ続けた人物の筆は実にリアルで説得力がある
それにしても表紙の小沢一郎の写真は物凄い迫力である、正に大悪党に相応しい、鬼瓦のような形相である。
帯にある、破門覚悟の告白というわりに内容は実に冷静に小沢一郎を分析し、彼の素顔、光と影、実像と虚像を超リアル
に記している。自分は石川智裕という政治家に強いシンパシーを感じてしまった。実にマスコミの報道が偏向的であり捏造に近い歪んだものかと思う、自分は石川議員も佐藤優氏(元外務官僚)、鈴木宗男衆議院議員もある意味マスコミが
恣意的に作り上げた、負のイメージの犠牲者ではないだろうか?それぞれが国を憂い、私心を捨て去り、愛国心をもって国家国民、道民のために精一杯に働いたとしても、そうは受け取られない、それどろこか、誤解され叩かれ、怨瑳の標的に変わってしまう、個人的には鈴木宗男氏はかつて国会で疑惑のデパート等と揶揄した(秘書給与を誤魔化し逮捕された)腐れ左翼の辻元清美の方がよっぽどの国賊である。こんな輩がいつの間にか与党議員として居座っているのだ。
次期総選挙では必ず、国賊辻元清美を落選させなければいけない!松浪ケンタ議員の必勝を祈念するばかりだ。
話が脱線したが、鈴木宗男氏は一刻も早く、釈放され国政に復帰していただきたいと切に願う、それほど国にとって実に貴重な人財である、石川議員、松木議員が書いている通り民主党は、2007年小沢代表当時、福田内閣のときに起きた
大連立に参画すべきだった、おそらくその時点で政権与党としての経験があれば現在の迷走と国民の裏切りはないだろう。大連立に強行に反対し。さらに小沢代表追い落としを諮ったのが管直人、仙石、岡田克也らのA級戦犯たちである。
実に浅はかな、稚拙な政治家たちである。

数々の政治的挫折と失敗を繰り返してきた、小沢一郎がこの崖っぷちの窮地、危機を救う最終兵器である。
松木議員が指摘するように、ダメな民主党の中にも、光る人材は多くいるそこが救いであり生命線だ
原口一博総務相細野豪志環境相など逸材であり、将来の宰相候補と云ってもよい保守政治家である、いつか小沢一郎が無罪を勝ち取り組閣したおりには、重要閣僚や党(※民主党かどうかは分からないが・・)の要職を務めるだろう
このまま、小沢一郎がフェードアウトしていくのは実に残念で忍びない、このまま復権のチャンスがなければ民主党
野田総理のもとで解散総選挙を断行、歴史的大惨敗は確実で民主党は再び野党、しかも社民党とともに少数野党として
しか生き残れないだろう、選挙を仕切る司令塔が不在だからなんと管内閣では安住財務相が選対委員長していたくらいだからここばかりは人材が全くいない、やはり選挙は小沢一郎しかないのである。しかし僅かな救いがあるとすれば自民党も受け皿になるのが難しいからだ、やはり最大のネックは消費税増税(選挙公約に10%を訴えた)だろうここで対立軸
が立てられない、それに今までが今までんなのでほとぼりが冷めていないこともある。
おのずと、小沢一郎内閣への待望論は深まるのは間違いない、石川議員とともに完全に無罪を勝ち取り必ず日本を救う国士となることを切に願う!