管直人総理再考せよ

第94代内閣総理大臣


まぁ大方の予想通り、管直人が第94代内閣総理大臣首班指名された。
無投票、出来レースの謗りを避けるために樽床議員が玉砕出馬したものの
結果は291票対129票で管直人の圧勝、これも予想通り
しかし問題は官房長官と幹事長人事だ。
報道で唖然、なんと官房長官 仙石、 幹事長が枝野、 官房長官は百歩譲って
仕方ないとしても党の要である幹事長が枝野氏とは幾らなんでも露骨な小沢はずしないだろう!挙党態勢を無視した露骨な方肺執行部体制ではないか?
思い起こせば、5年前の郵政選挙で惨敗を喫し、新代表に若い前原誠司氏を選出したものの、例のホリエモン偽メール事件で党を最大の窮地に追いこまれ
将来有望な永田元議員の命さえも奪ってしまったのだ・・・・・・、
民主党最大のピンチを救ったのはその後代表の座に就いた小沢一郎その人ではないかの後党勢を立て直し、地道な地方行脚を続け政権担当能力を培ってきた
その後政治生命を賭け参院選挙で勝利し、自民党参院過半数を阻止し、ねじれ国会を創りだし、政権交代の足がかりを築いたのは小沢一郎その人である
このプロセスがなければ政権交代はなかったのである。
そのまま代表の職に留まっていれば、鳩山総理ではなく小沢総理の誕生となって
いたはずである。不運にも検察の横暴な捜査により西松建設違法献金問題の責任
をとって代表を辞任、まさに志半ばの代表交代であった。
どう考えても、今日の民主党が政権の座にあるのは小沢一郎その人のおかげである。とくに鳩山前総理以外の閣僚はどいつもこいつも頭の構造を疑う・・・
鳩山政権崩壊の責任をすべて小沢一人に擦り付け、彼をスケープゴートにして
しかもこの民主党最大の功労者を斬り捨て、葬り去ろうとしているではないか
国民に目くらましをして選挙で負けを歩留まりにしようとしている。
しかも、幹事長が枝野ではあまりに露骨なやり方である。
筆者は小沢一郎を心酔しているわけでも、好きでもないしかもあの鬼瓦のような
異常な形相がテレビに映し出されるだけで不快な気分になる。
しかし、行動実績は正当に評価を受けるべきである。
管直人総理は小沢一郎氏を巻き込んでしっかり挙党態勢を築くべきである。
露骨に排除し、マイナス要因をすべて押し付けることはすべきでない
ただでも基本政策がバラバラで一枚岩でない党内に深刻な亀裂をつくるだけだ
枝野幹事長は、党内対立を深刻化させ政権交代の果実を摘み取る一歩になるに
違いない、枝野氏の力量や能力は一定の評価はしているが、この局面での幹事長はあまりに拙い人事だ。党内分裂必至である。
かつて小沢代表、管代表代行、鳩山幹事長トロイカ体制のように挙党態勢
を機能させ、政策実行を強力に推し進めていくべきである。
今からでも遅くないので幹事長は別の人物を指名すべきだ。
海江田万里氏でいいではないか?